イメージ中毒

イメージ中毒

格好を付けたがる人は世界中にいるが、日本人は多分特に「ブランド名」に弱い(イメージ中毒症)ような気がする。それが「流行マニア」と組み合わせてしまえば妙な雰囲気になりやすい。

気をつけないと味方次第でかなり滑稽になる危険性ある。

例えば車に関して外車をのって、自慢する:内のワーゲン(Volkswagen = VW)だと喜んでいる人がいる。しかし、Volkswagen は「庶民の車」と言う意味で、ヒトラー時代で一般庶民でも買えるために開発された車だ。今度「内のワーゲン」で威張る人がいれば「内の庶民の車」と言って見るとどうなるでしょうか。

BMWも同様。「内のBMW」と威張る人が決して少なくないだろうが、BMW = Bayrische Motorenwerke の略だ:バイヤーン地方自動車工場。

「オレはバイヤーン地方自動車工場の車のっているぜ」ってどんなイメージだろう。

全く関係ないだろうが、楽器に対して同じ態度をとる日本人(今井さん)。

素晴らしい楽器(私は個人的に知っている事⇒ ギター)を作る日本人がいる。ところがその楽器を国内の楽器屋さんに持っていると「素晴らしい楽器。だが、内では売れない。なぜか:貴方は名前がない=有名ではない。

本人は同じ楽器ヨーロッパなどの楽器屋に持っていくと「あっ、これは凄い!是非とも販売させて下さい。」

私の馬鹿の願いですが、日本人は自分の「偉大」な歴史に誇りを持って、外来ブランド依存症から少しずつ離脱して、ものの良さ自体の見る目を持つようになるように祈ります。