先生って・・・

私は三流の職人しかないのに鍼灸師としていつも「先生」と呼ばれる。
鍼灸師は地元の「先生」= 模範として = 1500年前からこの国で良き「指導者」→「先生」=「先に生きる者」の役割を果たし、住民の健康を守る事に貢献して来たし、これからも継続的それに勤めるすべきと考えている。
国民の知的財産である東洋医学の知恵(常識でもあります)に基づく「指導」すれば、個人の健康と医療費削減を通して社会の健全化に働きかけられると確信する。

先ほどの「先生」と同じ形で「指導」と言う言葉を考えてみれば、次のように捉えられる。「指導」 = 指+導く。赤ちゃんが親の「指」(手全体が大きすぎる)を捕まえて、親に導かれる。「導く」は「道+寸」で出来ている。導くことは相手の手をひいていくべき道を一寸程案内する。先生は今度ここにとどまり、生徒=患者が一人で示された道を進む・・・出来れば最終的もう先生の世話にならなくてよいように。