協力者募集

Thomas’ Acupuncture Clinicトーマス鍼灸院
240-0112
Kanagawa-Ken, Miura-Gun
Hayama-Machi, Horiuchi 815
Tel/Fax: +81 – 46-876-3077
Email: thoall@tmail.plala.or.jp
〒 240-0112神奈川県三浦郡は山町堀内815
Tel/Fax: 046-876-3077
電子メール アドレス: thoall@tmail.plala.or.jp

日本で(鍼灸を)見学を希望する外国人

日本の鍼灸師 - 力を貸して下さい!

外国人見学希望者を自分の治療院等で見学させて下さい (中に暫く「弟子」になりたい人もいるようです)

チャンス

以前外国人見学希望者を受け入れる事あったが、過去の経験に基づいて懸念される事もある:本当に勉強したいとそうでもない人がいて、態度が悪くて、そして日本で仮に一日何処か(偉い)先生で見学するだけで、後で自分の履歴書に「日本留学/○○先生の弟子」と出張する人がいると言われた事あります。  

それはきっとそうですが、歴史を通して全ての治療者は何時か、何処かで誰かの世話で自分の「チャンス」を与えてもらいました。その中に歴史に残る偉大な先生もいたでしょうし、落第生もいたでしょう(後者の方が多かったに違いありません!)。私は自分のチャンスを貰いました。今はその恩返しするチャンスがあります。

出来るのなら勉強したいと希望する他の外国人にもそのチャンスを合えてる手伝いしたいです。だが、私一人の力ではどうにもなりませんから、皆さんのご協力をお願い申し上げたい。

私のHPには英語やドイツ語のページがあるからだと思いますが、時々外国の方から『既に中国の鍼を「知っている」か「 勉強 した」のですが、出来れば「日本の鍼」について 勉強したいと思います。どこで、どのように勉強 が出来るでしょうか。又は誰に聞けば見学が出来る場所が見つかるでしょうか。』という問い合わせが来ます。
残念ながら私自身は大変未熟ですし、決して「日本の代表」として「日本の鍼」を語れません。
誇り高き「職人気質」を海外(日本以外全世界です!)の方に披露して下さる先生方 - つまり外国の方を自分の治療院で見学させて下さる先生方を探しています。実際いつ外国人の見学希望者が現れるやその際の詳細な条件は全く予想がつきません。
ただ、ご協力してくださる先生方が事前に手を上げて下されば、必要な時どなたに声を掛ければよいかが分かる事は非常に助かります。
ご協力の程、宜しくお願いします。

過去に長年の間全日本鍼灸学会や鍼灸師会、学校など何度も問い合わせて協力を求めました。そう言った少々喧しい活動は些か影響があったかもしれませんが、2009年6月の全日本鍼灸学会の総会において「これから外国人見学希望者を積極的受け入れる」事は正式採択されました。鍼灸学会のHPに現在ご協力してくださる先生方が掲示されています:    http://en.jsam.jp/contents/020000t6JBM3/
ありがとうございます。

その他に私は個人的助けを求めたからご協力する先生もいるし、そして私のHPを見て、志願して下さった先生もいます。(私独自のリストは現在約25人を含んでいる)

お蔭様で過去に何度外国人見学希望者に複数の見学出来る箇所を紹介することが出来ました。

もしご協力してくださる先生がいれば、上記のHP(鍼灸学会の会員でないと出来ない)に登録するか、私宛ご連絡くだされば、外国人見学希望者がいれば紹介出来ると思います。

日本は外国人にとって相変わらず一つの「ブラックボックす」です。日本以外の国から日本に於ける鍼・東洋医学などの事を調べようとすれば、日本語を読めない人に分かるものが僅かしかありません。それ故に問い合わせて来る外国人から何度も「日本国内誰がどこで何をしているかに関して我々(日本語を読めない人)が使える情報が殆どありませんから、僅かな情報でも助かります。お願いします。」言われました。 もし日本の先生方が自分のHP、或いはその一部を翻訳したいとお考えであれば、喜んでお手伝いします。それも鍼灸(師)の声が世界で聞こえるためです。

昔あれこれ色々と書き入れたページもあった。それが批判の対象にもなったが、敢えてその古い話へのリンクを張る:

外国人見学希望者を自分の治療院等で見学させて下さる先生方

用語集に関して専用のページも造りました。→

    東洋医学の用語集

過去長年の翻訳仕事中時々東洋医学関連文章も以来される。殆どの場合日英訳になる。作業中で調べたり、メモした言葉を適当な表を作ってきました。

その翻訳作業に複数の辞書を使っているが、私は知っている限り現在東洋医学関連の日英辞典は小さな一冊しかない。そこで前記の複数の辞書から引いた言葉を使ったりして、ネットで検索を書けたりして、あるいは満足すべき用語見つからなかったら、独自の解釈を加えて下記のサンプル(本来表は横向きになっているが、ここでは画面から食み出るので見せるため「縦書き」にした)の物を作っている。

出来れば多数の先生方に協力していただければその用語集の規模や内容大幅増えると期待している。結局中英辞典を参考しても、日本の状況や特徴が上手く現れてこない。

幾分進んでいますが、まだまだする事がいっぱいでなかなか思うようには行かない。手伝って下さる人も今の所は見つけていない。

是非ご協力下さい。

日本の伝統技術を世界に伝えるために大事な作業と私は考えている。

この表は例です。本来縦横は逆ですが、こちらのページで上手く表示されないからこの形にした。これでしたら、用語を漢字、かな、アルファベット、英語、アルファベット表記の中国語で検索できる。

Sample:

これもまた “LibreOffice” の ”Calc” で造った。

* http://ja.libreoffice.org/

LibreOffice はフリーソフトで上記のURLから無料ダウンロード出来る。本来 “OpenOffice” であったが、Oracle と言う会社から買収されてから開発者の半分ほど反発し、LibreOffice の分岐を造った。Libre = Liberty = Freedom = 自由の意味。単なる「無料」ではない。マイクロソフトの「商品」を使うにはマイクロソフトの奴隷にならざるを得ない上、奴隷でいたければ定期的大金支払わなければならない→「バージョンアップ」等と名乗って。

私はは奴隷より自由でありたい。よって、「自由」を強調するソフトを使う。

この際お薦めしたい!

松田博公先生曰く: 

許可を頂いて個人的の通信により: 松田先生の言葉

「日本の鍼灸界は、組織のリーダーや権力の座にある人々のみんなが名誉や地位を愛するだけとはいえないにしても、 本当に日本鍼灸を愛している、自分のことはどうでもいい、それよりも日本鍼灸が大事だと考える、 見識が広くて勇気がある方に出逢うのは簡単ではありません。わたしの意見に賛同してくださる人の多くは、 権力や決定の立場から遠い人々です。 個人的には、そのほうが気持ちよいのですが、結果としては改革が進まないことになります。 外国人で日本鍼灸に関心がある方たちは、みなさん素晴らしい思想と見識、好奇心をお持ちで、 わたしも外国人鍼灸師と話すのはとても楽しいです。」

池田政一先生曰く: 

上記の文章は池田先生からなぜ見学者を受けいえれて下さるかと言う質問に対する返事としていただきました。

私が最初に外国に行ったのは30歳の頃。アメリカでした。その3年後もアメリカ。その後、韓国、台湾、中国(13回)、そうしてAustraliaが8回くらい。アメリカには20回くらい。
ほとんど鍼灸、漢方薬の勉強や講義のためでした。それで分かったことは、世界にはいろいろな人がいるということです。当然のことなのですが、いろいろな人を知ることによって、人を差別する、
つまり人種差別の感じというか、考え方がまったく無くなりました。それは何度も自分に問いかけて確認しました。
だから外国人だろうが、日本人だろうが、見学したい言えば受け入れるし、弟子になりたいと言えば受け入れるという状態です。

私は21歳で鍼灸学校に入りました。そうして、鍼灸、漢方薬、導引、指圧、チベット医学など、東洋の伝統医学を臨床でも理論でも統合するように考えて研究してきました。
そうして、いろごろからか、この伝統医学を後世に伝えていくことが、自分の天命、この世における役割だと思うようになりました。
反面、そんな大役を私のような者で良いのですか、と天の神様に問いかけたこともあります。だから何の気負いもありません。流れるままに。信念や理念はありません。
だから誰でも受け入れるのです。外国人だろうと日本人だろうと。ただし、問題点があります。
これも外国人、日本人の区別はありません。
自己主張が強くて素直に勉強する人が少ない。伝統医学というものは以心伝心で会得、体得していくものなのです。言葉が分からなくても大丈夫なのです。ただ素直に受け入れる気持ちが大切です。
それでも見学したいといえば、今回の人は素直に勉強するかな、と一縷の望みを持って受けて入れています。

下記の文章はメイリングリストを通して頂きましたコメントです。

僕は臨床してないので、外国人受け入れに協力できない立場で物申すのも説得力がないのですが・・・。

いろいろ問題を孕んでいると思います。 3点、意見いたします。

【その1:外部の人を受け入れる「内在的な」問題点】 自己分析、自戒を含め、日本人の特性として、以下があると思います。 

1.日本人・外国人の違いに関わらず、あまり外部の人間に自分の治療や技術を見せたがらない(自信がないからか、面倒だからか、技術を盗まれるのがイヤなのか)

2.日本人の特性「議論したがらない」 (知らないことは恥。だから質問するなんてとんでもない。) (和を好むといいながら、自分の世界に籠る。つまり頑固。)

3.深く考えないが新規のものにはとりあえず批判する。mass に流されるのがラクだからか。)(新規のものは情報量が少なくmass にならないからとりあえず避ける)(逆に、たとえ多少の問題があっても、mass の意見もしくは権力者の意見には態度では従う。(心では反論をもっているが、表に出さない))

4.そのくせ失敗を極端に恐れる。 (だから多くの事柄についてまず躊躇する。) (躊躇することを「考える」と勘違いしている人が多い。)(2chやSNSで(自分のことを良く知らない)仲間を見つけて、「みんなやっぱりそうしようとしてたんだー」とmassの意見(そうではないことが大半だが)を確認して安心してからやっと行動する)

このメールを見ているような業界の先陣に立つ人は当てはまらないでしょうが、多くの日本人、多くの一般鍼灸師は当たらずとも遠からずだと思います。

世界に Japanese acupuncture を知らせる絶好の機会なのに。 なんともったいない、と思います。 もし今回の計画をマジで実現させるなら、 とても面倒くさいことですが、相当の裏工作から必要だと思います。「こんなことしてますから興味あったらおねがいしまーす」では多分ほとんど応募ないでしょう。躊躇してるから。躊躇して様子を見てても mass の情報になってこないから、極論すると「何コレ?」になって、初めは興味があったことも批判の対象になってしまう。悪循環。なんとも残念なことだと思います。

初めの直感がその人の本心で、好意的なことも少なくないのに、考えている(実際には考えず寝かせている)間に無関心、もしくは批判的立場に変わってしまって、結局行動に移せない。 なので、この活動はブラフでも「既にこーんなにたくさんの人がやってて、なんとこんなスバラシイメリットがあるんですよー♪なんと今なら認定ポイント付き!!そしてこんな偉い先生とも繋がるチャンスが!!!」と深夜のテレビショッピング並みの宣伝があって、その活動の様子を視覚的に見せてあげないと食いつかないでしょうね。馬鹿げたことだと思いますが。

また、その人自身が発する購買意欲(不適切な表現かもしれませんが)からの行動でないと、長続きもしません。僕の考える日本人の特性3に挙げたように、上の立場の者から指示されれば、やりますが、内心ではなんらかの否定の心をもってますから。

そういう意味で、まず宣伝活動よりも身内ででもなんででも実績を作ることが求められると思います。

常に海外を含めて仕事を探している僕にとっては、Japanese acupuncture に関心のある海外の知人が出来るまたとないチャンスで、飛びつきたいですが、臨床してないし、協力できず歯痒いです。もし Japanese acupuncture の basic research に関心がある人があれば是非ご紹介ください。

【意見その2:学会参加層の問題】 良い意味で何も考えず行動に移せ、また周囲との繋がりを切望している若手鍼灸師が、どの程度学会に所属、積極的に参加し、どの程度その切望に対する役割を学会に求めているか。 大学などのある意味仕事として学会に参加している者を除いて、特に開業、勤務鍼灸師の若手がどのくらい学会に所属しているのでしょうか。正直今回の学会に参加しても、大学・専門学校関係者、および学生といった若い人は多く見ましたが、果たして、外国人受け入れに最も積極的になってくれるであろう年齢層の臨床現場で活躍している人がどの程度いるか、ただ面識がないから気付かなかった、というだけの少なさではないと思います。これは学会の今後の運営・展望も含めての問題だと思います。

【意見その3:Japanese acupuncture の良さの証明】 > > * もう20年余り前から(当時に今風のブログなどなかった)私は常に聞きたい人(聞きたくない人にも言いましたが)に日本人は自分の技術、伝統。文化などにプライドを持つべきです」言いました。相手はそうですねと言いながら顔の表情から「あの外人は頭おかしいじゃないか」とはっきり写っていました。

そろそろ気付き始めてる、もしくは気付いててヤバイと思っている人が多いと思います。いわゆる鍼灸の科学を進める手法、視点が間違っていたことに。 トーマス先生ご指摘の通り、国際的にTCMが鍼灸の主流とされ、科学の場においても NIH がそうしているように、TCMに基づく acupuncture が real acupuncture であるとすっかりなっています。 当然、日本でも鍼灸の科学を進めたいから、その方針に従っていたんでしょうが、その時点で間違っていた。実際にはその方向性の問題にみんな気付いていたのに、(特に日本の研究者が)臨床と研究を解離して考えたためにすっかり今では日本鍼は sham 刺激だとなってしまっています。

???ちょっと待て。 「刺激」って何?痛みか? 痛みがあるから効果がある?脳が反応する?そりゃ当たりまえだ。 「sham 刺激」って何?痛みが起こらないもの? でもみんな知ってる。そのsham 刺激で効果があるってこと。身体が反応してるってこと。じゃあそれはみんなプラセボか?馬鹿じゃないのか!?それが科学か!!!(怒) (そんだけの確率でプラセボ起こせること自体すごいと思うが)

Japanese acupuncture の技術とその効果についてプライドを持っていれば現状はもっと違っていた。でも今からでも遅くないです。 科学は過去に何度も間違いを犯していますから、今回も間違っていることを証明しないといけません。 そろそろ鍼は単に sensory stimulator でなくて、他の mechanisms が生体反応を惹起していることを証明しないといけません。今回の学会で、そういう質問をする人がいなくて、僕が質問しまくってたら「なんだあのハゲデブは!?頭やられてるんじゃないか?」という目で見られていましたが、そうやって目立ったこともあってか共鳴してくれる臨床家、研究者から声かけてもらっていろいろ議論することが出来ました。 研究の内容は論文で発表するまで言えませんが、鍼の効果の主体は immune response だと考え、その現象の解明を目指すべく現在は研究しています。正直 immune system は鍼をする以前にわからないことが多すぎるので、まだ鍼と直接絡んだことは出来ていませんが。 まぁ数年後には常識が変わってるでしょう。

最近、鍼灸に関する科学論文がバカスカ出てますが、その見解を鵜呑みにして「ハリは痛みとか響きがないと効果ないんだー」とかいう誤った考えが広がることを危惧しています。

今、Japanese acupuncture が卑下されているからこそ、プライドを意識している人が多くなってきていると思います。Japanese acupuncture のスバラシさを証明するために、外国人にアピールする絶好の機会である見学は積極的に受け入れなければならないし、その治効機序については間違いを素直に認め、研究をゼロではなくても2くらいからやっていかないといけません(sensoryももちろん絡んでるでしょうから)。

学会はそれを発信し、提供できる絶好の場。

私は勝手に見学させて下さる先生方を「募集」している事に以下の反応も頂いています:

トーマス先生、はじめまして。 資格をとってまだ2年目の30歳の鍼灸師です。『医道の日本』の記事「『見学』について」を読み、トーマス先生の考えに感銘を受けたので、突然ですがメールをさせていただきました。  日本の鍼灸の技術が「知的財産」であること、中国に比べて日本の鍼灸が世界に広まっていないこと、さらに学ぶ意欲を持った外国人に対し鍼灸業界がオープンでないこと、などトーマス先生のご指摘の通りだと思いました。 日本で生まれ、暮らしていると、日本のもつ良いものの価値に気付きにくいです。それに日本には外国人がそれほど多くは住んでいないので、どうしても外国人に対してとてもシャイになり、その結果、閉鎖的になってしまいます。 (「知的な鎖国」というのはぴったりの表現です!) 外国語を話すことにもとても躊躇する人が多く、完璧じゃないと口に出してはいけないと思っているかのようです。かたことでも、話すと相手はうれしいはずなのに。また全日本鍼灸学会への外国人受け入れ体制の提案も、お金もかからず、仕組みもシンプルで、学会がその気にさえなればすぐに始められるものですよね。鍼灸業界はまだまだ未熟な業界なので、「その気になる」までに時間がかかるでしょうが・・・。  実は私は、主人の仕事の都合でこの8月まで1年間ドイツに住んでいました。 帰国したので鍼灸の仕事に就こうと考えています。 しかしこのまま(少しだけ覚えた)ドイツ語と英語を忘れてしまうのはもったいないなぁと思っていました。 鍼灸と外国語を同時に生かすチャンスがあるとは思いついてもいなかったのです。今はドイツ語も英語も日常会話もまともにはできない程度ですが、トーマス先生の今回の記事を読んで、もっと話せるように勉強しようという決心がつきました。  ドイツでは仕事はおろか、ドイツ語も英語もあまり話せるようにならないまま1年が終わってしまいました。このことを残念に思っていたのですが、鍼灸の技術を外国人に紹介できる鍼灸師になることができれば、ドイツで過ごした時間にも意味を持たせることができると思うのです。  今はまだ鍼灸の経験も浅く、自分自身を頼りなく感じています。でも鍼灸の技術を磨きつつ、語学も身に付けていくその先に、果たすべき役割があると知ったので、勇気をもって精進したいと思います。トーマス先生の記事からこのように考えられるヒントをもらえてとても感謝しています。 それをお伝えしたくてメールを書きました。ありがとうございました。

はじめまして、こんにちは。

私は福岡県福岡市にて小さな鍼灸院を開業しております。
私事で恐縮ですが、今年に入り英語とドイツ語の勉強を趣味にしております。それで、パソコンで色々と調べ物をしている際に、トーマス先生のホームページにたどりつきました。そして、先生のホームページを大変興味深く読ませていただき、Wantedのページについて、非力ではありますが、私でも何か「日本の鍼」について勉強したいという外国の方々に対して、お手伝いが出来るかもしれないと思い、当メールを送らせて頂きました。
*** そのような刺激になってしまうのはとても嬉しい!!*** 

トーマス鍼灸院 院長殿

はじめまして、・・・
HPの「wanted」を拝見し、その想いに共感しましたのでメールを差し上げました。鍼灸師には、まだまだ成り立てではありますが、日本伝統鍼灸術(経絡治療)の修行をしております。また、禅による心身統一(Oriental Conditioning Exercise、Integration of Mental & Physical)  なども修行しております。
もともと海外を旅するのが好きで、国際交流をしながら日本伝統技術(武術&鍼灸術)を広めたいと考えております。もし、関西方面で希望者がおりましたら、未熟ではありますがいつでもご連絡頂ければ幸いです。

また、これは私からの質問ではありますが、私のような日本人が、海外で武術&鍼灸術の講師を行うことは可能でしょうか?
英語も勉強中なので、決して上手くはありませんが、日本の伝統を海外の人に広く知ってもらいたいという夢があります。

免許を持っていますが、実体としてあまり活躍していませんので人様に技術を教えたりする立場にはありませんが世界の鍼灸事情や発展途上地域における鍼灸による医療支援に興味を持っています。私は外国の方で日本の鍼灸に興味のある方と友達になってメールやmessengerで文化交流や情報交換できることを望んでいます。

私は鍼灸院で働いております。 院長が医学生に興味があり、また、私が留学に興味があるのでメールさせていただきました。今後、海外からの医学生から、希望があれば、研修の案内はできるかもしれません。 院長次第で私に決定権はないのですが。また何かあればご連絡ください。少しでもお役に立てればと思います。

貴ホームページを拝見しました。  当院は、小さな小さな鍼灸院ですが、実は、既に、オーストラリアからのご見学者を受け入れたことがあります。 但し、患者さんの治療をご覧頂くのではなく、院内の見学と、ご本人に私の鍼を体験して頂き、ご質問にお答えするというものでした。 こちらの英語は、日常会話程度です。

こんにちは。
そちらのHPの「日本の鍼灸師ー力を貸して!」を見てメールしました。
横浜市鶴見区で鍼灸院をやっている馬場寛といいます。
うちの治療所は日本人、外国人問わず見学自由です。ただ、HPをみてもらえばわかると思いますが、痛くて響く鍼をしています。いわゆる、痛くない、あんまり刺さない鍼とは正反対です。うちの師匠が中国に留学していあたこともあるので、その影響を色濃く受けていす。それでもかまわないのら、見学はかまわないですよ。

いつもお世話になっております。
3月21日~24日の間、xxxさんと楽しく、有意義な時間を過ごすことが出来ました。今後も彼とは長く交流が続くように思います。
外国の鍼灸師さんが、日本の鍼を学ぶ「チャンス」を得るお手伝いが出来たと共に、私も、彼らから、国際舞台でわが国の 鍼灸文化を披露する「チャンス」を得ました。こんな素晴らしい機会を作って下さいました本当にありがとうございます。

また、見学希望の方がいらっしゃいましたら、是非とも、お手伝いさせて下さい。ありがとうございました。

Dear Thomas-sensei,

First of all, please apologize for sending this sudden message.
My name is xxxxx, running small Acupuncture Clinic called “XXXXX” in Saitama.
I just read about your article at Shinkyu-Journal and impressed with your HP’s message.
If you may need any assistance or help with my poor English, please feel free to contact me.

I’m NOT a member of Japan Acupuncture & Moxibustion Association.

トーマス先生
初めてメールいたします。
貴ホームページを拝見しました。
外国人の治療院見学希望者に対して、当院で良ければご協力させていただきます。
うちは、夫婦で小さな鍼灸マッサージ治療院をやっています。
日本家屋で畳の上での施術ですので、外国人の方も興味を示すのではないかと思っています。

そのような志願者がいますので、国際活動がなされている事がもっと広く知られたら、 恐らく更に何人かの「外国人の見学を受け入れる」ご協力下さる先生方が現ると信じます。

外人は・・・

外国人見学希望者がいましたらその方に見学出来る場所を紹介したり、その他色々と面倒を見るのは私***個人的***既に15年以上前からやっています。その期間中複数回全日本鍼灸学会や日本鍼灸師会などの事務所、又は鍼灸学校などにもお願いしたが、常に「門前払い」されました。長年余り煩い事を言い続けた事が多少影響もあったかもしれないが、2009年6月で”2nd JSAM International Symposium on Evidence-Based Acupuncture” と平行に行われた全日本鍼灸学会の総会において「これから外国人見学希望者を積極的受け入れる」事は正式採択された議案であった。
しかし、正式に採択された「プロジェクト」であったが、僅かな書類を作成したりして物凄い時間が掛かった。結果として採択されてから3年間たってからやっと手を上げた下さった先生方の「リスト」が学会のHPに乗せられた:

http://en.jsam.jp/contents/020000t6JBM3/
暫く学会のHPに一桁の数名しか登録していませんでした。例のページの題名には:”Visit Japanese Acupuncturist for Foreigners”となっています。私は「日本人鍼灸師ではないが、左記の数字は余りにも寂しいから私もそこに登録させて頂きました。登録して下さっている先生方に感謝しますが、国内の最大で最も権威のある鍼灸学会の99.84%の会員に外国人を受け入れてくださらない計算になります。事情は色々とあるでしょうが、日本の良さを世界に披露する意欲の欠如は幾分落胆させます。

私は常に「外国人向け」の情報発信において→「日本は実に多彩な技、スタイルなどが見られる「宝島」である。是非一度来日してみて下さい。」と宣伝している。

以下の文章(集)は大分古いものですが、参考まで残して起きます。

鍼灸(師)の声が世界で聞こえるための提案:  HP(部分)の翻訳支援⇒ ご希望する先生がいましたら各先生のHPを翻訳する事も支援してみたい。そうすれば海外からネットで検索しても日本の事情少しは分かるのではないでしょうか。

(海外からの)生の声

一方:外国の方はネットで日本の事を調べようとするが、情報が掴めない(略全文は日本語ですから):

> I’m less interested in all the “courses for foreigners” – i would love to learn something really authentic if you know what i mean.
> I just feel that our studies in here do not reflect the real thing, they lack the very basic understanding of Japanese soul and culture…
> Anyhow, any information you can provide me will be very helpfull for me as it is very hard to find some across the web
> Thank you very much!

一方:日本の先生方の中にやはり自分のHPを翻訳する企画はしているが・・・:

●翻訳の件
いずれは、HPを英語でUPしたいと思っているところなので、お願いする場合、費用はいかほどでしょうか?

以下の文章は2011年大震災の間最中見学のため来日したオーストラリア人が帰国後送ってくれた文章です。

しかも、その方今年も又来日して、日本の鍼灸院(刺鍼の技術のみならず、治療院そのものの特徴)に関して研究を行うことになっています。結果は彼が通っている大学で来年あたり発表するよていです。もし、このような研究に協力して下さる先生方がいらっしゃれば、是非ご連絡下さい。私は Benjamin の日本国内の連絡役を引き受けました。

Acupuncture in Japan 03/2011

All of the therapists whose clinics we observed in were friendly, hospitable and open about the way they practiced acupuncture/moxibustion. They genuinely shared their knowledge in a way which I have only rarely been exposed to outside of Japan which made the trip a very gratifying one despite only spending 1 month in the country.

Altogether we observed at 10 clinics/hospitals and there was such a variety in treatment techniques, philosophical principals and diagnostic methods which came as a surprise and great awakening. The richness and depth of knowledge which we glimpsed was daunting, but at the same time a beautiful insight into what we have been missing in “the west”.

Although the differences we observed in approach to treatment are too great to expound upon in detail, there was a general flavour which permeated the practice of acupuncture/moxibustion, something perhaps distinctly Japanese: The great importance of palpation, minimal stimulation for maximum effect, immediate response to treatment, intricate use of moxibustion and no prescription of herbal medicine:- all therapists relied solely on their acupuncture/moxibustion techniques.

Japan is an emerging treasure trove of technique and philosophy for those of us who have trained in classical Chinese medicine and anyone with the courage to have their fortress of TCM broken down will find that in Japan, there is a length and breadth to acupuncture with a horizon far beyond the realms of what we thought we knew…

現状 

今年 (2009) の初めにやっと全日本学会誌とHPに見学者希望者を受け入れるボランティ アーを募集する事になったが、余り反応がないそうです。私個人的に学会の重要 役人が色々と関与する事によって最初から少しおかしくなったような気がします。全日本鍼灸学会の広報部メーリングリストから: 

「外国人の施設見学はあまり応募がないようです 皆さんも、応募協力お願いいたします。 トーマス先生・・・展開を考えていかないと発展しません。よろしく」

それに対して以下のコメントを書き込みました:

日本は - こちらの関連ですと鍼灸の世界 - はまだまだ鎖国時代から抜け切 れていないような気がしますし、 その鎖国時代は余りにも長い間続いたため直ぐにそれなりの変化は見られないで しょう。

* 専門学校に入る前に数件見に行きました。一つの学校では試験も何もしない で「内は外国人要りません」と断りました。

* もう20年余り前から(当時に今風のブログなどなかった)私は常に聞きたい 人(聞きたくない人にも言いましたが)に 「日本人は自分の技術、伝統。文化などにプライドを持つべきです」言いまし た。相手はそうですねと言いながら顔の表情から 「あの外人は頭おかしいじゃないか」とはっきり写っていました。

* もう10年余り前から私宛に「日本で勉強したい」と言う願い/問い合わせが来 る時色々と努力して来ました。 自分の所には殆ど患者もいないし、私は無知で技術的も劣等生であるから、その度自分より遥かに立派の先生に連絡しましたが、 「お前煩くて迷惑」だと言われたりして、仲間から「お前、訳のわからない外人の 面倒見るのはやめろ。自分の評判を悪くするだけだぞ」 も言われました。

* 10年ほど前に全日本鍼灸学会において特別公演はNIH(だと思う)の代表者が なさった。その中にNIHが鍼灸に関する”consensus” を発表するまでの経緯が述 べられた。あやふや、信憑性の(殆ど)ない中国の文章に基づいて鍼灸に関する 「科学的根拠」を見出された。しかし、例の consensusは得られた後になったこ ろ、それより信憑性の良い、良く纏められた文章は 既に20年ほど前に日本で発表されたが、英訳がなかったし、日本人は自ら進んで 「ほら、こんなにいい物ありますよ」と言わないから知らなかったと上記の代表者が言った。。結果として鍼灸に関して「知的財産」(その辺中国人全く概念が理解できていないのに)皆中国の物だとなりました。

* 昨年 International Symposiumにおいて海外の演者を読んで幾つかの公演がありました。しかし、全ての発表を通して 「中国風=本当の鍼」、「日本風=偽の鍼(sham acupuncture)」との風潮が貫き ました。演者本人皆「日本の鍼(の事情)は知らない」と言いました。日本の鍼 (この辺取り合えず切皮程度の治療)を讃えるものはいなかったし、外国人講師 に積極的に反論する者もいませんでした。それらの講師を招いたのは何方でしょうか。

* よって、過去何十年の間中国の強い売り込みに対して日本人は内気になっ て、自分の良さ世界にアピールする事は略皆無でしたでしょう。つまり、中国風の鍼は唯一の「本当」の鍼(技術)で、日本は中国の出来損ない弟子に過ぎないことが世界中の「常識」となった。

* 翻訳関連ですが、アメリカで「日本の漢方」(=中医学ではない!)ある雑 誌を通して広めたりして、理解をしていただくために 時々翻訳する文章あるが、その表現、表記の仕方中国語もどきや外国人に理解が殆ど不可能の形を意図的に選んでいる

https://ameblo.jp/nyumein/entry-12545665662.html

* この状況の中では鍼灸を学びたい人は**先ず**中国を見るでしょう。日本に注目する人は少ない筈です。言ってみれば **日本**で鍼灸を学びたい者はかなりの変わり者でしょう。しかし、それをいい方に解釈すると、態々日本で何か学びたいと申し出る人は最初かそれなりに勉強してきた筈 = 勉強家で、真面目で頑張りやだと考えても然程 おかしくありません。

そして、日本で鍼灸に関して学びたいのは夢です。ですからそういう人は自ら 「日本の先生は英語出来ないから行かない」と言う人は私は今までであった事ありません。勉強したい人は自分から進んで日本語を勉強する努力もするし、身振 り手振りでよい。何とかなるでしょうと言う覚悟で来ようとします。

その半面に日本の先生は「私は英語出来ないから、内の所に来ては困る」と断ると言う反応するチャンスが大きいです。

それで今までやっと見学希望者を「受け入れる」兆しが微かに見えたといって も、原則的見学は一日、或いは半日に限る、或いは(その意味私には理解出来ないが)全日本鍼灸学会の会員でない先生が協力すると申し出ても「断る」と規制が掛 けられます。

私にはやはり「鎖国時代」に見えます。(こちらは短文で恐らく十分裏付けてい ないでしょうが)

ですから、今大勢の「見学(修業)希望者」が駆け込む事今も、近い将来にも恐 らくないでしょうが、いましたら添付の写真のように我が家の周りにとても人を 寄せ付けないように壁で囲むより両腕を広げて間の意味で「歓迎」(喜んで迎え る)体制だけでも確保する事は何とか出来ないでしょうか。

/////////////////////////////千日の勤学より一時の名匠/////////////////////////////// 

現在の見学希望者:

現在見学希望者はいません。

福島原発事故のお蔭で恐らく当分の間わざわざ来日する無謀な冒険者は現れないでしょう。

それもまた(日本にとって)どれだけの「被害」である事は検討も付来ません。でもいましたら: 是非是非お願いします!

感謝の手紙

報告:

(下記の葉書くれた女性見学者の事・・)

お蔭様で現時点まで5-6人の先生方は協力して下さって少しずつ見学希望者がいましたら紹介出来るようになりました。協力して下さる先生方はこのページを見たり、私のブログを見たりして、又は私が直接連絡を取って賛同してくださいました。
地道に努力をし続けると少しずつ日本の鍼の良さを**知りたい人**に披露することができるようになるでしょう。日本は外国人にとって相変わらず一つ「ブラックボックす」ですが、
ここの活動は刺激になって何人かの先生方は「自分のHPにも英語のページを作る」と意欲を示して下さいました。
大いに期待しています。

「成功例」:

今日(2009/5/24)オーストラリア人が来日した。私(このページ)の紹介で約一ヶ月の滞在で少なくとも5人の先生方で見学ができ、今度埼玉に開催される国際シンポジウムにも参加することになった。
以前「どこかで見学出来ないでしょうか」との問い合わせがあった時辛うじて紹介するところがあったかなかったか
に比べてかなり良い成績ではないでしょうか。
良かった!
** 本人は先日私の治療院にも来た。帰るときに下記の手紙くれた・・・


(協力して下さった先生の言葉):もし、xxxさんの日本の鍼灸見学が成功であるのでしたら、とてもうれしく思います。

元の掲載文:

時々私のサイトには 英語 やドイツ語のページがあるからだと思いますが、 外国 の方 から『既に 中国 の鍼を「知っている」か「 勉強 した」のですが、 出来 れば「日本の鍼」について 勉強 したいと思います。どこで、どのように 勉強 が出来 るでしょうか。又は誰に聞けば見学が出来る場所が分かるでしょうか。』という問い合わせが来ます。

残念 ながら、私はこのような問い合わせには殆ど答えることができません。

私自身は大変未熟ですので、あと200年間の修行をしないと一人前の鍼灸師にさえなれません。まして「日本の代表」として「日本の鍼」は語れません。

そこで、ご自分の誇り高き「職人気質」を海外(日本以外全世界です !)の方に披露して下さる先生方 - つまり外国の方を自分の治療院で見学させても良いと協力して下さる先生方を募集したいと思います。

実際、いつ私のところに外国人の見学希望者が現れるか、その際の詳細な条件などは全く予想がつきません。

ただ、外国の方を見学させても良いと考えて下さる先生方がいらっしゃれば、いざとなったとき、どなたに声を掛ければよいかを知っておきたいので、ご連絡先を教えて頂ければ幸いです。

もちろん、もしその時のご都合が悪ければ、断って頂いて結構です。

ご協力の程、宜しくお願いします。

見学について (医道の日本誌)(医道の日本2007年9月号に掲載)

Foreign studies in Japan – my personal opinion ⇒

(English translation of an article written in Japanese that was published in “Ido no Nihon”, September Issue 2007)

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