Tag: 武術

最近注目されている・・・

このフレーズは先日スポーツ選手に関するドキュメンタリーで聞いたが、それ以外にもニュースや新聞などで良く目にする。

左記のスポーツ選手(スノーボード)の場合足底筋の話だった。競技の内容から考えても足底筋の訓練が求められるのは当然でしょう。しかしその足底筋の訓練はスポーツ選手のみならず、一般人の健康維持にも大事だと言うことを「最近注目されている」で言いたかったらしい。

それはそれで結構だが・・・

足底筋の「訓練」は太古昔から武術において欠かせない事だし、日本舞踊、茶道などなど多数の伝統芸にも求められる。

ならば、「最近注目されている」と格好良く言っている人は日本の伝統に関する知識が些か不十分か、伝統文化が無視されている傾向があるかもしれないが、私のようなよそ者から見た立場では少々情けないような気がする。

添付の写真は私の弓道の先生だ。先ず、あの形で弓を引くのは足底筋の使用が不可欠だ。何百年の前から(日本では)の常識。「最近注目されている」なんて・・・

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東洋文化の根源

もしかしたら私一人でこの事を思い込んでいるのか。丸きり見当違いかもしれない。

でも多くの人は「腹」が忘れかけてりると思う。

言うまでもないでしょうが、武術は全て「腹」で決まる。力の使い方、バランス、度胸。「腹を決めて」戦闘に挑む。

腹に頼るのは武術だけではない。お茶、書道、舞踊、太鼓、尺八等なども腹から行なわれてないと本物にはならない。当然東洋医学に於いても「腹診」によって病気を診断し、腹の健康は全身の健康の源という考えも太古から伝わって来た知恵だ。古くは松尾芭蕉の『奥の細道』に足三里にお灸を据えて長旅に備えたということが書かれています。その足三里はツボ(経穴)のスーパーマンのような存在であって、胃の経絡に属し、先ず腹を整える効き目がある。

日本語に「腹」に関する言葉は多数あるのは当然ご存知だと思うが、他の言語もどうようだ。例えば、「ガッツ(腸)ポーズ」は小腸や大腸の姿や位置を指しているではなく「力」を表現する。

日本では最高刑が昔如何にも切腹(海外ではこれを間違えて「ハラキリ」として知られている)でした。現代医学において中枢(抹消)神経系及び自律神経系の他に最近「消化管神経系」を別に認めるようになった。

「腹」は多分東洋全体の文化のあらゆる場面に於いて最終的の「決め手」となっているから、私は個人的に東洋文化の根源だと思っている。

先進ヶ国では人間が現代科学技術のお陰で随分と「頭でっかち」になる傾向あるから、精神的不安定になる人も少なくないでしょう。人間の中心(重心)部は頭にあるとその位置は高すぎる。自分の重心=中心は腹にあるべきだ。

今度悩んだり、怒ったり、怯えたりする事があれば、その問題を頭ではなく、腹で解決するような努力して見て下さい。そして、日常生活を通して精神的な安定性を図るため、赤ちゃんの時ちゃんと出来た腹式呼吸をもう一度思い出してください。