Tag: 破壊

Scapes

森戸海岸に “Scapes” と言うホテルが建てられた後に、そのホテルに連絡した事ある。ホテルのHPから表現を借用する:「穏やかな海と深い森を湛える」のような場所が好き。本来漁村のままであればなおさらに良いでしょう。鍼灸師として私は特に「自然」や「生態」等の概念に関して頻繁に考えるのは仕事柄でしょう。その観点から貴社のホテルは葉山町の自然環境を少なくとも乱して、若しくは破壊している印象が極めて強いです。もし「calm blue sea and deep green forest」に魅力を感じるようでしたら、どちらにも真四角の形態は存在していない事にも気づいていただければありがたい。貴社のホテルは真四角で灰色/黒、前面殆ど黒のものです。それは「blue sea and deep green forest」と調和する「本質を捉えたデザイン」と本当に信じているのでしょうか。昔の日本建築巨匠の伝統と精神は何処に消え去ったでしょうか。海岸から見れば真四角の黒いコンクリートブロックは眼にも心にも痛々しく写ります。お客さんは中にいるから自分(ホテル)のが見えないで海の眺めを楽しめるため、町民はその何ともいえない姿を耐えなければなりません。「a sophisticated façade, that excites the adult sensibility」:私も一応「成人」のつもりですが、上記の通り私の「sensibility」はどちらかと言えば苦しめられています。車庫に並んでいる殆ど東京ナンバーの高級車でいらっしった方々のsensibility がexciteするでしょうか。それともこの黒いコンクリートブロックは自然界と全く調和しない事を感じないようでしたら、残念の気持ちで嘆きたい。

「世界人類の多くは、今や機械文明というものに噛み殺される。

真の文明は山を荒らさず、川を荒らさず、村を破らず、

人を殺さざるべし」

田中正造

町名の変更

葉山町町長殿

(2002年町長宛のオーペンレターより)

「葉山」を「コン山」( コンクリートの山)へ

私はも18年以上葉山に住み、本来この町大好きでした。輝く海に面して緑の山々な町でした。都会嫌いな私にとっての楽園 でした。

しかし、最近はどうでしょう。

今何年の間に町中に多数のマンションを建設されました。そのいずれも町民の反対の声を無視 している上に、当然のように大規模の自然破壊になりました。今度元町に7階のビルを 建設が始まりました。高層ビルの建設を制限する法律が2002年12月に施行される予定ですので、急いで11月中で着手する手際に感服しかありません。

以前緑豊かの町はまるでカビが生えてくる団地(住宅地で密集する個人宅)埋め尽くされます。子供達の遊び場所は勿論なくなるし、「町並み」は古代 ギリシャ の神殿造り、中世ヨーロッパ風の宮殿、西部劇場の映画セットや現代風と名乗って真四角の灰入るのコンクリートとガラスで出来ている建築物で完全に蒸発 してしまいました。日本風は何処にもありません。日本人は自分の2600年を誇る伝統的な素晴らしい建築技術(木造)及び優れたデザイン(日本建築は 自然環境と調和)の知恵を上記の物の為に棄ててしまうのは恥ずかしくないのでしょうか。

 このような 建築 ブームはで作られた物は関係者が「開発」と名づけられていますが、これが「破壊」発と言うべきでしょう。

そして今までの発展と現在進行中の計画を見ますと、その結論は明らか:

町の破壊

  日本人としてこの町の「破壊」発でよくも恥ずかしくないと私は嘆息せざるを得ません。ここに日本の文化が好きですから来日した私個人の意見を表現するしかありませんが、 同感する人恐らく大勢います。

追加

湘南国際村も上記の「破壊」発の象徴的な例です。これが「国の癌」と称すべきです。

「癌」の語源は古代ギリシャのヒポクラテス にあります。女性患者も大変進行 した乳癌を見て、中心の腫瘍部から周りの組織 への浸潤や拡張 した血管は胸に蟹が座ったように見えたから「カニ」=cancer (癌)と名づけました。

  本来 山があった所に、今「村」となっている 腫瘍 部から四方八方 に建設される 道路を飛行機 から見れば、いかにも「癌」のように見える筈です。そして 現在そこにある 建物は30年後伝統的な日本建築物と違って「立派」や「素晴らしい」などと言われる見込もありません。

自然の「破壊」発が 確実に進んでいます。これを許可する人の責任が問われます! 日本の文化や自然の消滅を嘆く悲しむ外国人より。