Author: Thomas

Timeless – priceless

最近目にした治療に関する広告は例外なく時間を細かく「分」単位で指定する。私は患者を分単位で診る能力がないので、治療が終わるまで掛かる時間を指定しない。悩みの多い患者の場合治療時間が長くなるが、「超過料金」などは取らない。そういう意味では私の治療は “timeless” (時間で計り知れない)であるからこそ “priceless” (お金で買えないほど非常に貴重)でもあるかもしれない。
現在実際の状況は異なっても、且つで日本の医療に強い影響を及ぼしたドイツで昔「外来診療」を “Sprechstunde” と言った。直訳では「話す時間」です。

写真: 治療院に使う鉄瓶。いつまでも変らぬ。冬も夏もぬくもりあり

鍼は痛くない

鍼もまた類似の誤解されていると思う。それもまた何かの陰謀のでしょうか。通常の治療に使う所謂日本の「標準」の鍼は3-4cmほどの長さ、ポピュラーの太さは東洋人の髪の毛より2/100-4/100ほど「太い」。顕微鏡がないとその差が認識できない。そのような鍼は特に初対面の際2-3mmほどしか刺さないことが多い。通常には何一つ感じない。鍼刺されて気持ちよく寝てしまう患者が多い。

写真: 上記で説明した長さ39mm、直径0.018mm(髪の毛の2/100分「太い」)が2-3mmまで刺され、自分の重さで倒れている。鍼の先端が皮膚を少々持ち上げている事が見える。そのように刺された鍼が入ったまま散歩も出来る!

お灸はご褒美

お灸の事を言うと大半の人は何かの体罰や拷問を連想するようになった - 過去150年の間。それは私にお灸の評判を意図的に悪くするような陰謀に聞こえる。しかし、やり方は多数です。余り熱くない、全く熱くないやり方ある。

お灸の効果を一度体験出来たら、体罰ではなく、ご褒美になる。私は個人的何か問題があれば、お灸は常に第一選択だ。

写真: 次男が一歳半の頃「お灸しましょう」の掛け声に答えて、見せているポーズを取った。注目して貰いたい事:周りに大人3人が次男を押さえ込んでいる訳ではない。お灸をして貰うに志願している。あれほど小さい子供は熱い/痛いお灸に志願する筈はないでしょう。

因みに、うちの子供に生まれた日の内にお灸した。矢印で示した同じ場所に。

治療手段

鍼を刺そうとしたところ

通常の置鍼(鍼を刺して暫くそのまま置いておく);
二本の鍼の間に電気を流す(短時間の微粒=パルス療法)(滅多に使わない);
鍼をやや深めに刺して、手で操作する=手技鍼;
小さな艾の塊を直接皮膚の上に燃やす;
敏感な人に艾の下に敷き紙を敷いたりし、間接的なお灸を行う;
温灸 - 艾と体の間に物(生姜の輪切り、や貝殻)を挟み、火傷しないお灸
指圧
マッサージなどの手技療法

写真: 待合室の風景;そこは時々変る

治療内容

鍼治療は極細い金属製の鍼を利用する。流派や考え方は多数あるが、一般的鍼は浅く(2-3mm)或いはやや深めの1cmほど刺され、そのまま暫く放置される(置鍼)。必要に応じて(深い所の筋肉を解すため)もう少し深く刺す場合もある。私個人の好みでいずれの場合患者に鍼による不快感、痛みそして良く「好ましい」とされる「鍼の響き」を与えない。
お灸の場合極小さい艾の塊を皮膚の上に載せて、燃やすが、火が完全に皮膚まで燃える前に指で囲む事によって火を消して患者に余り熱い思いをさせない。このようなお灸は新生児や乳幼児にでも施せるから、大人には全く問題が無いはず。

写真: 治療院の駐車場から見た前面。建物は大分老朽化しているが、それはこちらから何もできない。

鍼灸治療は『何が出来る』でしょうか。

鍼灸治療は現在金属製の鍼で物理学的な刺激と艾で温熱的刺激を通して体に影響を及ぼそうとしている。狭義では物理療法の一種だ。人間のみならず動物(植物で刺激の伝達や反応が異なるが、基本的「外界から刺激あれば反応する」事)もそう言った刺激に対して多かれ少なかれ反応するように出来ている。
鍼灸治療は今までないものを新た体に「追加」するよりも、本来体(精神を含む!)の機能を調整したり、高めたりするだ。
「機能」はキーワード。
病は大きく「気質的変化」(例えば骨折→体に構造上の変化がある)と「機能的変化」(構造は健全ですが、その働きは一時的不良)に分けられる。鍼灸治療は「気質的変化」に然程影響(骨折の所に鍼をしても、骨が即座に付く事はない)を及ぼせないかもしれないが、短期的・長期的乱れている機能を整える事は出来るでしょう。

写真: 何年前に神奈川新聞が取材に来た時写真家に採られた物。

チャンス

以前外国人見学希望者を受け入れる事あったが、過去の経験に基づいて懸念される事もある:本当に勉強したいとそうでもない人がいて、態度が悪くて、そして日本で仮に一日何処か(偉い)先生で見学するだけで、後で自分の履歴書に「日本留学/○○先生の弟子」と出張する人がいると言われた事あります。   それはきっとそうですが、歴史を通して全ての治療者は何時か、何処かで誰かの世話で自分の「チャンス」を与えてもらいました。その中に歴史に残る偉大な先生もいたでしょうし、落第生もいたでしょう(後者の方が多かったに違いありません!)。  私は自分のチャンスを貰いました。今はその恩返しするチャンスがあります。 出来るのなら勉強したいと希望する他の外国人にもそのチャンスを合えてる手伝いしたいです。 だが、私一人の力ではどうにもなりませんから、皆さんのご協力をお願い申し上げたい。

東洋医学の用語集:

用語集に関して専用のページも造りました。→

過去長年の翻訳仕事中時々東洋医学関連文章も以来される。殆どの場合日英訳になる。作業中で調べたり、メモした言葉を適当な表を作ってきました。

その翻訳作業に複数の辞書を使っているが、私は知っている限り現在東洋医学関連の日英辞典は小さな一冊しかない。そこで前記の複数の辞書から引いた言葉を使ったりして、ネットで検索を書けたりして、あるいは満足すべき用語見つからなかったら、独自の解釈を加えて下記のサンプル(本来表は横向きになっているが、ここでは画面から食み出るので見せるため「縦書き」にした)の物を作っている。

出来れば多数の先生方に協力していただければその用語集の規模や内容大幅増えると期待している。結局中英辞典を参考しても、日本の状況や特徴が上手く現れてこない。

幾分進んでいますが、まだまだする事がいっぱいでなかなか思うようには行かない。手伝って下さる人も今の所は見つけていない。

是非ご協力下さい。日本の伝統技術を世界に伝えるために大事な作業と私は考えている。

この表は例です。本来縦横は逆ですが、こちらのページで上手く表示されないからこの形にした。

これでしたら、用語を漢字、かな、アルファベット、英語、アルファベット表記の中国語で検索できる。

日本の本(資料)を翻訳:

日本の鍼灸技術に関する資料を世界に見せるのは大変「難しい」ようです。 

既に代田先生の本を読みたい外国人から声を掛けられてきた。中国語の海賊版以外に「真面な」訳本が私は知っている限り存在しない。

幾つかの本もあるが、取り合えず「鍼灸真髄」と言う本を例の外国人に推薦し、ボランティアー活動として翻訳してあげるまで提案した。
翻訳許可を得るため出版社は「規定を守ってい、きちんとした契約書にサイン」する事を要求している。そのような守らなければならない納期を含む契約書をサインするとこちらの「商業(営業)妨害」になるし、「翻訳料」はお小遣いに過ぎないため、こちらの生活を脅かす条件です。

日本の鍼灸の素晴らしさを世界に見せる機会は不可解の「商業ベース」概念で妨げられる。こちらはただで作ってあげると提案したのに!

2015年三月の御墓参りの際、故代田先生の奥さんも多摩川のOBに代田先生の教え/考え方をもっと広めて欲しいと希望を表した。代田先生の本を翻訳されてしまえばその意志表現にも叶っていると私は何となく理解しているつもり。

残念です。

SARSとお灸

About “Severe Acute Respiratory Syndrome” (SARS)

メーリングリストの連絡に対する返事と少し「馬鹿げた提案」。

> Tom Buckley Consultant Intensivist
> Department of Anaesthesia and Intensive Care
> Prince of Wales Hospital Shatin, Hong Kong

> (Patients are ) Unresponsive to various combinations of cefotaxime, chlarithromycin,
> levofloxacin, doxyclycline and Tamiflu. All microbiology is NEGATIVE
> (after one week).

> Physicians have started patients on ribovarin and steroids.

このメールは患者の大半の場合通常の抗生物質が無効であって、免疫の機能低下が伴う。もし、免疫学的の問題によって病原菌を排除が難しいと抗生物質がむ無効であれば、体攻撃(抗生。。。)を仕掛けるよりも、患者の免疫機能に刺激を与え、患者本人が抵抗するような治療法を試しても宜しいではないでしょうか。

お灸 は決して集中治療室に使用するものではないでしょうが、この治療法は過去数千年類似の場合に応用されてきた。(勿論当時に「感染症」は何かが知られていなかった。)当然、全ての場合では有効であったとはいえません。しかし、患者や医療職員を危険に晒す可能性が極めて低いと思われるのでどちらも損することないと思われます。お灸に関する科学的証拠はこの意見を促すと信じます。人の命が救えるかもしれません!