Tag: 鍼灸

鍼灸に関連する話

低所得者基金

低所得者のため

鍼灸治療(費)は現在(少なくとも都会の中とその近辺)8000-10000円程が当たり前の様です。それでは必然的富裕層の方しか治療受けられません。
私はそれをとても賛同出来ません。

当院では寛大な方がいて、意図的治療費より多く払って下さりました(既に2回ほど)。そのお金を「着服」する事も出来るかもしれないが、私と同じような低所得者の治療費を幾分軽減するために当てます。
理想論では本当に治療が必要な(低所得の)方に治療を無料で提供出来たら嬉しいが、残念ながら世の中は中々理想論通りにはならないが、希望をもって続けたい。

Projects

  • 外国人が日本で鍼灸を見学/勉強したい場合の応援
    • 日本の鍼灸師 - 力を貸して下さい!
    • 外国人見学希望者を自分の治療院等で見学させて下さい
    • (中に暫く「弟子」になりたい人もいるようです)
  • 鍼灸/東洋医学に関する和英(+独)の用語集を作成する
  • 可能であれば日本語の本を外国で出版してくれる出版社を見つける(翻訳作業)
    • 「治療家の手の作り方-反応論・触診学試論」 -  [形井秀一]
    • 出版社: 六然社 (2002/01)、ISBN-10: 4901609106
  • この本に関して以前オーストラリアから来た見学者が帰国後一所懸命宣伝してくれたため、出版社2件から「興味有り」との反応があった。
  • そのため本の所々から「サンプル」を取って英訳した事ある。ここに参考までのせる。
  • 中国ではどちらかと言うと「理論」が優先的に考え、○○証だと決めたら例の「標準経穴」に治療する。患者がその場所に反応が有るか否かが余り興味がないようだ。そこで形井先生が纏めてくれた日本の触診の優れた技術を是非とも海外の方に知って欲しい!
  • 私は翻訳者が単にある文章を他の言語の文章に翻訳する物だけではなく、どのような*** 文章 = 本 ***が翻訳する価値がある事を仕事柄上で見つける「専門家」である。残念ながら実際に翻訳される文献の選択はそのような「価値」と無関係で選ばれる。以前私の意見が雑誌で出版された:
  • The above book describes the highly sophisticated Japanese palpation skills acquired and required during good acupuncture therapy. Many Japanese practitioners rely in their treatment on the findings obtained through this kind of very sensitive touch, instead of the theory and pattern driven selection of the so-called “standard point locations”. I believe, a translation of this book would be an invaluable asset to western oriental medical community in general!
  • (The link points to an article I wrote about a translators function as a “bookfinder” (in analogy to pathfinder).
  • Translator as “Bookfinder”
  • Sample -> below

自作を通して養生を促し、(国の)医療費削減に貢献する (医療+金)

須原先生との出会いが私の人生に大きな影響を及ぼしたため、最近須原先生の本:
「出なおせ・見直せ」
を翻訳する許可を得て、これから翻訳の作業に入る。
出来たら電子書籍として公開する予定。2013年12月・・・少しずつ翻訳し始めた・・・

不治の病

近代、鍼灸が肩こりや腰痛をやわらげるための治療法として認識されているようですが、鍼灸および漢方と言う民間療法は「蘭方医学」が導入される前に唯一の治療法でした。従って、鍼灸治療もほぼ全ての病気に使われました。優れている内科や外科治療、あるいは抗生物質や他の薬がある現在に鍼灸治療に潜在する力が忘れてしまいました。
しかし、残念ながら今も現代医学(西洋医学)は全ての問題を解決することが出来ない。輝かしい科学の進歩にもかかわらずいわゆる「難病」と「不治の病」が以前と同様に存続する。
 これらの病気のためもう既にあらゆる治療法を試されたが、未だ希望を持たせるものは乏しい。この時最後の助けを求めながら鍼灸治療を試してみたい方がときどき居ます。

 果たして、鍼灸治療がこれらの「難病」と「不治の病」を治せることは疑問ですが、試して見る価値は十分ある。
 研究というものは小さな治療院では普通不可能と考えて間違ない。しかし、私個人的に鍼の力はどこまで伸ばせることをどうしても知りたいし、同時に世間にも見せたいです。私の考えでは不治の病を治せることが出来なくても、患者の苦痛を和らげ、症状を改善させることが十分可能でしょう。

鍼灸治療は『何が出来る』でしょうか。

鍼灸治療は現在金属製の鍼で物理学的な刺激と艾で温熱的刺激を通して体に影響を及ぼそうとしている。狭義では物理療法の一種だ。人間のみならず動物(植物で刺激の伝達や反応が異なるが、基本的「外界から刺激あれば反応する」事)もそう言った刺激に対して多かれ少なかれ反応するように出来ている。
鍼灸治療は今までないものを新た体に「追加」するよりも、本来体(精神を含む!)の機能を調整したり、高めたりするだ。
「機能」はキーワード。
病は大きく「気質的変化」(例えば骨折→体に構造上の変化がある)と「機能的変化」(構造は健全ですが、その働きは一時的不良)に分けられる。鍼灸治療は「気質的変化」に然程影響(骨折の所に鍼をしても、骨が即座に付く事はない)を及ぼせないかもしれないが、短期的・長期的乱れている機能を整える事は出来るでしょう。

写真: 何年前に神奈川新聞が取材に来た時写真家に採られた物。